ソニー「Reader Store」が5月9日にリニューアルして変わったこと

ソニーの電子書籍ストア「Reader Store」が、2017年5月9日にリニューアルオープンしました。昨年8月には運営元がソニーマーケティングからソニー・ミュージックエンタテインメント(以下、SME)に移管されていましたが、今回のアップデートにより、いままでより濃くSME色が出てくるようになっています。

個人的に気になったことをまとめてみます。

本を選びやすくなったけど、通知は見にくい

スマートさが上がったReader Storeサイト

トップページを見ると分かりますが、横スクロールでの切り替えができるなどタッチ操作が可能となっています。「新着」や「本日入荷」「今週入荷」などいままでになかったタグが付くようになっています。

ドロワーに情報を集約

左から引き出すメニューにはログインしているユーザー名、カート、あとで買う、本棚などがまとめられています。いままでよりポイントとランクが大きく表示されているので、活用しているユーザーにとってはうれしいですね。

一方で、不便な面もあります。従来のレイアウトは、カート、あとで買う、通知の欄などはヘッダーにありました。そのため、ページを開けばすぐにお気に入りに登録したシリーズや著者などの新着情報がわかりました。でも、これからはわざわざ通知画面まで見に行く必要があるわけです。

ポイントの貯まり方、支払い方も変わった

NET CASHが使えなくなった

支払い方も多少いままでと変わっています。大きく違うのは、NET CASH(Reader Store向け図書券を含む)が使えなくなったことです。クレジットカードや各キャリアのキャリア決済に対応しているため、そんなに必要ないかもしれませんが、使っている人にとっては大きな変化です。

ポイントの貯まり方も変わりました。いままでは、電子書籍を買うとソニーストアでも使える「ソニーポイント」もしくは「Reader Store専用ポイント」が付与されていましたが、これからは「Reader Store専用ポイント」のみが貯まるようになります。

また、いままでは読んだ本にレビューを書き、そのレビューを読んだ人がその本を買うと、レビューアーにポイントが入りましたが、この制度がなくなりました。僕はあまりこれを活用していなかったので困りませんが、レビューをたくさん書いていた人は残念かもしれません。

スマホアプリのアイコンをどうにかして欲しい

アイコンがダサい

基本的には今回のアップデートは使い勝手もましており、個人的には満足です。ただ、ひとつ苦言を呈するしたら、新しいAndroid/iOS向けのアプリのアイコンが非常にダサいですね。いままでは、ほかのXperiaのアプリに近しいモノにしていましたが、今回はデザインと言うより実用性をとったようです。まあ、Reader Storeは完全日本向けのサービスですから、そのままサービス名などが日本語で書いてあっても問題ないのでしょうが……。

ぜひ、今後の改善を期待したいものですね。

●関連サイト
Reader Store