ソニー「Reader」で5月8日からWi-Fiでの電子書籍の購入が不可能に

2月8日、ソニーからメールが届きました

僕はふだん電子書籍をソニーの「Reader Store」で購入しています。実際に読むのはXperiaだったり、9.7インチiPad Proだったりで読んでいます。

一方で、Amazon Kindleには「Kindle」シリーズ、楽天Koboには「Kobo」シリーズといった電子ペーパー搭載端末が用意されており、ソニーは「Reader」という端末を出していました。「出していた」というのは、すでにソニーストアでは最新モデルの販売が終了しています。ネットや実店舗では在庫限りで販売されているかも、といった状態です。

そんなReader端末(PRS-T3S、PRS-T2、PRS-T1、PRS-G1)において、とうとうWi-Fi経由での電子書籍の購入が5月8日から不可能になります。ただし、購入した電子書籍のダウンロードは可能なようです。

購入はウェブもしくはアプリで

2012年9月発売の「PRS-T2」

では、「Reader」シリーズのユーザーはどうすればいいのか。方法はいくつかありますが、シンプルなのはウェブの「Reader Store」で買ってしまうことです。そのあとはWin/Mac用ソフトの「eBook Transfer for Reader」を使って本体に転送もしくは本体のダウンロード機能を使うことです。また、意味があるかはわかりませんが、スマホやタブレットのアプリから買って、同様にダウンロード・転送することも可能です。

自分はPRS-T2を買っていましたが、充電するのがメンドウなのとコミックが読み辛いと感じ、使うのをやめていました。しかし、リフロー型の読み物ももちろん読みますし、やはり長時間読むならスマホやタブレットの液晶画面より電子ペーパーのほうが読みやすいです。

また、超個人的な思いですが、ライバルであるKindleやKoboには最新端末が提供されているのに、といった悔しい気持ちもあります。

かなりの電子書籍をReader Storeで買っている自分にとって、ソニーの電子書籍事業がどうなっていくのかは非常に気になるところです。今後もチェックを忘れないようにします。

●関連サイト
Google Play「ソニーの電子書籍 Reader」
App Store「ソニーの電子書籍 Reader」

ゴールデンスランバー(SHINCHO ONLINE BOOKS):2014年100冊の3冊目

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 2014年100冊の3冊目、というわけですが。実はこれ以外にも割と読んでいて、マンガなどが多く順序立ててゆっくりお送りする予定です。

 さて、今回は伊坂幸太郎著『ゴールデンスランバー』です。半沢直樹やリーガルハイでおなじみの堺雅人主演で映画化もされました。自分は堺雅人のファンでもあるので映画をすごく見たかったですが、結局タイミングを逃して未だに見ておりません。「それなら、まずは原作から入ろう」ということで、Sony Reader Storeで電子書籍版を購入しました。

 感想は、久しぶりにしっかりとした下地のあるエンターテインメント作品を読んだという満足感でいっぱい。現実の技術や事例、そしてフィクションらしい偶然や展開が絶妙なバランスで共存しています。主人公の逃走の様子が目に浮かび、何度も絶望的なシチュエーションになりながらも諦めない様子は、「次はどうなる!?」という期待や「自分なら諦めてる」という感情移入をもって楽しめます。

 非常に読みやすいので、ライトノベルからのステップアップという意味で、夏休みの読書感想文などにもピッタリそうです。

●関連サイト
新潮社 該当書籍ページ

●Amazonで購入(右がKindle版)

●Kinoppyで電子書籍版を購入
ゴールデンスランバー

●映画版を購入

Pottermoreで『ハリー・ポッターと賢者の石』をダウンロードしてReaderに送る

 今、先着10万名に、ソニーの対象商品を買うと『ハリー・ポッターと賢者の石』の電子書籍版がもらえるキャンペーンが実施中です。自分はPRS-T2を買ったわけですが、もちろんこのキャンペーンも見越してしたわけです。そこで、キャンペーンコードの使用から、Readerへのダウンロードまでをレポートしてみます。

まず、クーポンコードを受け取る

 製品登録をしてReader Storeのメルマガ登録をすればキャンペーンへの登録は自動で終わっています。製品登録をしたのが9月23日。メールが届いたのが10月5日。自分の場合は12日間で届きました。メールにはクーポンコードと手順が書いてあるので、それに従います。

Pottermore(ポッターモア)にアクセスする

 Pottermore(日本語版)にアクセス。ここはハリー・ポッターシリーズの電子書籍を販売している公式ショップです。Reader Storeとは別サイトとなるので、まずはアカウント登録をすませます。

 アカウント登録を済ませて、お目当ての賢者の石の商品ページへ行きます。

 カートに入れるボタンを押すと、ファイル形式がEPUB3であることを確認してきます。他に選択肢はないので、このまま進みます。

 カートを見てみると、下の方に“プロモーションコード”を入れるフォームがあります。ここにメールで送られてきたクーポンコードを入力します。すると無事、900円が0円になります。

 購入が完了したら、Pottermoreの“マイブック”にアクセスします。『賢者の石』の下にある選択ボタンをクリック。

 すると、ダウンロード先を聞かれるので、『ソニー Reader』を選びます。

 続いて表示される“私のアカウントをリンクします”のボタンをクリック。

 すると、Sony IDを入れるポップアップが表示。もちろん、Reader Storeで利用しているのと同じSony IDで認証を行います。

 無事、認証が終われば、“私の本を送る”ボタンが表示されるのでクリック。これで、PCのブラウザなどを使ったPottermore側での操作は終了です。

ReaderでReader Storeにアクセス

 続いて、ReaderでReader Storeにアクセスします。もちろん、WiFiにつながっているのが前提です。

 マイページに移動したら、購入履歴をタップします。

 さきほど購入した、『ハリー・ポッターと賢者の石』が購入履歴に表示されています。ここは迷うことなくダウンロードボタンをタップ。

 ダウンロードが終わると、ちゃんと本棚に賢者の石が表示されます。表紙は文庫本版ではなく、最初に発売されたハードカバー版の方です。初めてハリポタシリーズを買ってもらって読んだ頃を思い出します。

まとめ:Pottermoreを使ってみて

 Pottermoreの存在は今まで聞いたことある程度でしたが、自分の好きなシリーズがしっかり電子書籍で買えるのは嬉しいこと。とくに、ブームは過ぎ去ってもちゃんと再版しているのに好感がもてます。「売れるコンテンツ」ということなのでしょう。

 あと驚いたのは、Pottermoreで購入した電子書籍はReaderだけでなく、さまざま電子書籍専用端末で楽しめるのだということ。EPUB3対応リーダーであれば、PCやスマホ、タブレットでも読めますし、日本ではReader StoreやAmazon Kindle、楽天Koboへ送ることができます。この前に日本でもサービスを開始したGoogle Play Booksにも対応していますが、2012年10月6日の時点ではまだ利用出来ないようです。

 このように、「どのショップ」で買っても、「どの端末」でも使えるのは非常に重要なことです。ぜひ、他のショップも見習って欲しいと思います。

●関連書籍

Reader『PRS-T2』動画付きレビュー:端末を使った電子書籍の購入


 なんだか、プリンター『EP-805A』と電子書籍専用端末『PRS-T2』を調べてこのブログに来ている方が多いようですね。『PRS-T2』で電子書籍を買ってみたので、今回はその様子をアップ。

 いちばん顕著に分かるのは、電子ペーパーの反応速度。前評判だと、電子ペーパーの反応は遅く、ページの切替や画面遷移時にはイラッとさせられる……らしいのですが、使ってみて今はそんなことありませんでした。

 また、Reader Storeもパスワードも1回入力、クレジットカード情報も保存されていて、十分な機能も備えている感じです。

 今度は紀伊國屋書店のBookWebPlusでも買ってみたいと思います。

●関連サイト
ソニー『PRS-T2』製品ページ

●Amazonで購入

ソニーReader『PRS-T2』を購入しました


 ということで、予告したとおり新しいソニーの電子書籍端末『PRS-T2』を買いましたよ! 開封の儀&ファーストインプレッションを報告したいと思います。

箱の外観で少しヒヤヒヤ

 箱の大きさこのような感じ。500mlのペットボトルと比べてみました。やや縦長です。

 ところで、自分はAmazonのマーケットプレイスで『PRS-T2』を予約・購入したのですが、ここでヒヤっとしました。何かって「たしか、赤色のを購入したのに黒色のパッケージだった」からです。

 「もしや、注文をミスった?! いや、黒だってかっこy……(ry」と思いましたが、箱の上側面に赤色モデルを示すシールが貼ってありました。ちょっと心臓に悪かったです。

中身

 本体のほかに、タッチペンや専用の袋がついてきます。充電およびデータの転送は付属のマイクロUSBを使います。

 ここで気づいたのは、専用ソフトをインストールするCDがないこと。箱の大きさ的に予測はできましたが、すっかり失念していました。一昔前は、ウォークマンなどにもインストールCDは付属していたのに、今はこんな感じです。ちなみに、専用ソフトは『PRS-T2』をPCに接続するとインストーラーを起動できます。

改めて触ってみた!

 電子ペーパーすごく読みやすい!『スティーブ・ジョブズ I』をiPod touchやXperia rayで読み切った自分ですが、液晶で長時間読書するのはちょっときつい印象がありました。けれど、電子ペーパーの『PRS-T2』はすごく読みやすい。ディスプレーのレスポンスも思ったより素早く、小説ならば残像もけっこう少ないです。

 ちなみに、最初に買った電子書籍は眉村卓著の『出張の帰途』です。価格は470円。ソニーポイントで購入したのでお金はかかっていませんが、そんなに格安だという印象も受けません。小説だとものにもよりますが、大体500円前後に設定されているようです。

 あと、中身は実はAndroidなんじゃないかと思う挙動がところどころあります。例えば、通知バーがあったりなどなど……。そのうち誰かハックしてGoogle Playを入れるギークが現れそうですね。なくても困りませんが。

 次のレビューはEvernoteとの連携についてやってみたいと思います。

●関連サイト
ソニー『PRS-T2』製品ページ

●Amazonで購入

10月中旬からReader StoreがPS Vitaに対応


 2012年9月21日(金)といえば、泣く子も黙る『iPhone 5』の発売日。ですが、どなたかはソニーの電子書籍専用端末『Reader』の新モデル発売日でもあることを思い出してあげてください。ちなみに、自分は買います。25日くらいに届く予定です。

 そんな雲行きが怪しいReaderですが、店舗の方の『Reader Store』が10月中旬よりPlayStation Vitaに対応するそうです。それにともない、PlayStation Storeでのコミックコンテンツ配信は2012年12月で完全終了となります。今までコミックをこちらで買っていた人は後日特別クーポン券が届きます。

 また、今までコミックを買ったことがないユーザーもVitaをReader Storeに登録すると300円分のソニーポイントがもらえるキャンペーンを実施予定。ソニーポイントは1ポイント1円としてReader Storeなどで利用可能です。

 なお、通常版Reader Storeとは異なり、Vitaではコミックの閲覧・購入のみを想定しているようです。なので、小説など文字をベースとしたものは閲覧できない方針です。

 ひとつのIDでいろいろな端末に買ったものを入れられるというのは、当たり前の機能ではあると思うのですが、やはり嬉しいものです。

 また、液晶のXperia、有機ELのVita、電子ペーパーのReader。どのタイプのディスプレーが読書に適しているのか試せるようになったので、ぜひ記事にしてみたいと思います。

●関連サイト
PS Vita該当キャンペーンページ


ソニー新Reader『PRS-T2』を触ってきました


 渋谷にあるソニービルで、電子書籍専用端末Readerの新モデル『PRS-T2』を触ってきました。とある理由から購入を考えていたので、いろいろチェックしました。
[googlemap lat=”35.672103″ lng=”139.763167″ align=”undefined” width=”500px” height=”200px” zoom=”17″ type=”G_NORMAL_MAP”]東京都中央区銀座5丁目3−1[/googlemap]

大きさは文庫本サイズ

 やはり気になるのは大きさ。ソニーの電子書籍書店『Reader Store』はスマホやタブレットでも使えるので、なにも専用端末でなくてもいいはず。ストアーは違えどスマホやタブレットで電子書籍を読んだ自分としては、スマホは小さすぎ、タブレットは大きすぎという印象があります。

 Readerの大きさは文庫本と大体同じなので、電子ペーパーと相まってかなり実際の本に近いモノとなっています。

電子ペーパーってどうなの?

 さて、スマホやタブレットと大きく違うのはやはりディスプレー部分。Readerはほかの電子書籍専用端末と同じ電子ペーパーを採用しています。

 電子ペーパーの特徴がソニーの製品ページで紹介されていたので抜粋します。

<電子ペーパーの特性>

  • 微粒子で文字を形成:微細な部分まで、なめらかにくっきり表示
  • モノクロ表現に優れる:モノクロ中心の電子書籍の表示に適する
  • バックライト不使用:ちらつかず、目が疲れにくいので、長時間の閲覧に適する

参照元:PRS-T2・商品の特長 | 見やすいディスプレイ

 目に優しい、っていうのが最大の特徴なようです。さらに、バックライトを使っていない&画面切替時以外はほとんど電気を使わないので、電池のもちもスマホなどと比べて長いです。

 デメリットとしては、もちろんですがフルカラー表示はできないこと。また、上の写真のように、画面をリフレッシュするまで少々残像があるという点でしょうか。リフレッシュ時は、画面が一瞬白黒反転します。

字は大きくできる

 マルチタッチにも対応しており、ピンチイン/アウトによる電子書籍の拡大縮小ができます。これはコミックでもできるので、絵の細かいところもチェックできます。テキストベースの本なら15回に1回程度でリフレッシュしますが、コミックなど絵が多いものは変更ごとにリフレッシュされました。

ウェブアプリなどが充実

 ReaderはWiFiでネットにつなげるので、ウェブアプリが充実しています。確認したところネットを使うアプリは、“ブラウザー”、“Evernote連携”、“Facebook連携”がありました。

 特に、Evernote連携では、ChromeやFirefoxの拡張機能『Evernote Clearly』のクリップした記事が最適化されて表示されます。説明によるほかにもテキストがメインのノートならもちろん読めるそう。

 勤務中や家にいるとき気になったネットの記事をクリップしておいて、移動中や暇なときにReaderで読む、という流れで使えそうです。

購入を決めました

 発売日は9月21日(iPhone 5発売日と同じ!)。発売日の前日までにこちらのページで購入宣言をすると通常のソニーポイント(500ポイント)に加えて、1000ポイント多く貯まります。ソニーポイントはReader Storeで使えるので、そのまま電子書籍の購入費にまわせます。

 さらに今、ReaderやSony Tabletなどの対象製品をReader Storeに登録すると、先着10万台に『ハリー・ポッターと賢者の石』の電子書籍が無料でもらえます(交換コードが送られる)。

 『PRS-T2』の本体価格が9980円。ポイントが1500円分。賢者の石の電子書籍版が900円。つまり、2400円もお得、実質7580円で最新端末が買えるというわけです。

 今までの電子書籍専用端末はモノにしては高いな、という印象でした。楽天のkoboなど格安端末も出てくる中、かなり注目の市場となっているので、今後レビューをしていきたいと思っています。

●関連サイト
ソニー『PRS-T2』製品ページ

●Amazonで購入