カリメロで特別公演というのは、本公演(番号としてカウントするもの)以外のもので。今回は1年生が初めて自分たち【だけ】で準備をして実施した公演なのです。昨年は会場の都合などで行うことができませんでしたので、実に2年ぶりの1年生のみの公演ということになります。

 約1週間前にあった突然の配役変更(役者の脱退)があったにも関わらず、こうして千秋楽を終えられたのは、そりゃあ上級生の手助けもあっただろうけど、何より彼ら1年生のそこまでの準備と努力、そしてこの公演に対する執念があったからに違いない。

 部活なんてものに、「こういうものだ」という常識はないと個人的に思う部分はありますが、カリメロのような特に有名でもなく実績もあまりない団体は、やはり個人のやる気と犠牲によって成り立っている気がします。そういうことから、この公演は今後に繋がる良い公演だったと思います。

 そんな風に個人的な思い入れもありますが、感想はというと。

 ずるい面白さが散りばめられていました。時間が短さから、どうしてもダイジェストのような感じになってしまいましたが、脚本に込められたメッセージはとても共感できるものがありました。より彼ら彼女らが技術をつけられたら、是非同じテーマで作品を作って欲しいと思いました。

 照明は久々に「主張しない照明」という印象をうけました。例えば、「回想シーンだからセピアっぽくしたい、だから照明はオレンジに!」みたいな感じにやってきたことが多い印象はありますが、今回は必要最低限に抑えられてたかなぁっと。まあ、場面数が少なかったってのもありましたが。

 大道具も割と大胆な色使い、そして客席の近さにビックリしました。音響は役者殺し。良いときもあったし、あちゃぁと思うと気もあったり。

 とにかく、面白い、そして彼らだけでなく僕も勉強になったいい公演でした。

劇団カリメロ特別公演『拝啓、向こう側の君』観劇

投稿ナビゲーション


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

Pin It on Pinterest